♪ストレスハッサン!自己ハッサン!
どうも破産ちゃんです。
「○○さーん。居留守使ってんのは分かってるんですよ~。お金返してくださいよ~。ドア壊しますよ~。」
ヤクザのようなアウトロー系の映画やドラマで良く聞くセリフですね。そして大体2人組で、一人は丸坊主、もう一人はグラサンといういで立ちが定番です。
でも、実際にこんな借金の取り立ては違法です。
ドアを壊したりしたら、器物損壊罪+不法侵入罪で即逮捕。刑務所から戻っても幹部にすらなれません。借金が返せなくて、イメージ上の取り立てに戦々恐々としている方。
安心しないでください。現実はもっとドライで残酷ですから。
借金が返せないとどうなる?
借金を返せないからといって、ヤクザが家まで乗り込んでくる事はありません。
乗り込んでくるのは、郵便屋さんがポストに入れる「手紙」です。この手紙こそ、ドライで残酷な通知なのです。まず借金が決められた期日に返済できないとどうなるかを見てみます。
1. 遅延損害金が発生する…遅延損害金とは借金の契約書にも書かれている権利です。通常の利息よりもはるかに利率が高く、20%程度の割合で遅れた日数分を支払わなくてはいけません。
2. 督促状が届く…貸金業者からの連絡を無視していると、一通のハガキが届きます。白地に赤いスタンプで「督促状」と押されている紙切れが地獄の入り口です。
3. 信用情報機関に金融事故として記録される…信用情報機関とは、個人のクレジットカードやカードローンの利用状況を記録している企業の事です。銀行や貸金業者は記録された情報をもとに審査を行なったり、貸付上限額を決めたりします。金融事故として記録されると、将来他社へのローン申し込みであっても確実に審査落ちします。
4. 一括返済要求…地獄へのリーチ、ウノです。無視するなら貸しているお金全部返してという通知が来ます。この段階で貸金業者に返済する意思を示すと、遅延損害金の一括支払いなどを条件に再度割賦払いにしてもらえる可能性があります。
5. 裁判所の強制執行…貸した側が裁判所に訴えて法的強制執行されます。要は裁判所の命令で全額返済をするという事です。支払いを拒否した場合は、給与の差し押さえや自分名義の財産を差し押さえられてしまいます。自宅が自分名義ならば、即退去しなくてはいけません。
裁判所の強制執行になると、もはや貸金業者に謝罪して返済の意思を示してもムダです。絶対に返済しなくてはいけません。
借金が返せないときの対処法は?
裁判所からの強制執行の通知は、まさにドライ&ヘル(冷酷で地獄)です。
しかし、無い袖は振れません。どうしても借金が返せない時には自分の状況に応じて対処する事が求められます。対処法は大きく分けて2つです。
1. 親や友人から借りて立て替えてもらう…持つべきものは親であり友人です。
貸金業者のように利息もありませんし、督促などもありません。(場合によってはありますが…)
2. 弁護士や司法書士に相談して法的手続きをして借金を減額または取り消す…俗にいう「債務整理」です。
債務整理でも「任意整理」や「特定調停」、「個人再生」や「自己破産」などの方法があります。
自分の状況に応じて法的手続きを取る事で借金の強制執行を防ぐ事が可能です。
まずは誰かに相談する事
借金が返せないと分かったら、放置せずにすぐに誰かに相談しましょう。
親でも友人でも良いですが、一番良いのは「弁護士」や「司法書士」といった法律のスペシャリストです。法的手続きを踏まえて適切なアドバイスを貰えます。
ネットの情報や、自分の固定観念で安易に自己判断すると痛い目を見る事になってしまうのです。
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