♪ストレスハッサン!自己ハッサン!
どうも破産ちゃんです。
南無阿弥陀仏南無阿弥陀仏…
厳粛な雰囲気の中、葬儀告別式が執り行われています。生前の故人に想いを馳せ、涙する参列者も少なくありません。
が!
残された遺族は涙どころか苦虫をかみつぶしたような顔をしています。どうしたことでしょう。なんと、故人には家族に内緒の莫大な借金があったのです!
フィクションです。安心してください。でも、起こりうることです。故人の借金が発覚した場合、遺族には迷惑がかかるのでしょうか?
財産相続。借金も財産?故人の借金が発覚したらどうなるか?
大富豪が亡くなると、必ずもめるのが財産分与です。ドラマや映画なんかでも遺産を巡って新たな事件が起こったりしますよね。
この財産相続。
実は借金も財産に含まれるのです。
法律にも明記されており、借金をした人が亡くなった場合、その財産を相続した人がその借金の返済義務を負うことになるのです。おかしな話かも知れませんが、これで大変な思いをしている人は数多くいるのです。
借金相続で新たな事件が起こるドラマや映画は見たことがありませんが、もしあるならばぜひ見たいものです。財産相続が違った意味で修羅場になりますから。
相続放棄について
借金という財産を相続するのは嫌ですよね。しかも遺族に内緒となると、まさに寝耳に水どころか大洪水です。
借金返済で残された遺族が生活苦になってしまったら恨んでも恨んでも恨み切れません。
当の本人は天国で(地獄の可能性もあり)キャッキャしていると思うと、腹が立ちますよね。
確かに、財産相続で借金があった場合に返済義務を負うのは残された遺族です。
しかし、国もそこまで鬼ではありません。
故人から相続した財産は「相続放棄」という手続きをとることで、借金の返済をしなくても良くなるのです。
ただし、相続の開始があったことを知ったときから3ヶ月以内に手続きをしないと、相続の放棄はできません。
3ヶ月もあるから大丈夫というのは甘いです。
葬儀や告別式が終わると、近親者での初七日や四十九日などあっという間に3ヶ月を超えてしまいます。故人に借金があったことを知った時点から動き出さないと、間に合わないかも知れないのです。
相続放棄に必要なモノ
【情報】
相続放棄を考える前に、故人の財産をすべて把握しておくことが必要です。
借用書の有無や預金通帳に定期的に振り込みをしているといった情報を掴んでおきましょう。
【手続き】
故人の最後の住所地にある家庭裁判所に必要な書類を提出してください。
受理された段階で故人の借金は免除になります。
【注意点】
相続の放棄の放棄はできません。
つまり、一旦相続の放棄をすると、やっぱり放棄しませんというのは通用しないという事です。
相続の放棄後に莫大な遺産が見つかったとしても後の祭りです。
相続の放棄をする場合は、プラスの財産が無いかどうかも調査しなくてはならないのです。
相続の放棄をする場合は色々な手続きや注意点を加味して行なうことが必要なのです。
一番良いのは、生前に財産分与などを済ませておく「終活」をしておくこと。
亡くなってから迷惑が掛からないように、法的な手続きを生前に行なっておくことで、いざこざが起きにくくなりますよ。
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