「レンタルなんもしない人」のように収入を得るには

「レンタルなんもしない人」のように収入を得るには

レンタル彼女やレンタルフレンドを始めとする人間レンタルのビジネスが誕生して結構経ちますが、最近ではレンタルなんもしない人というサービスが人気を集めています。実際にレンタルしても、何もせず一緒にいるだけ……そんなサービスです。

実はね。このサービスを始めたレンタルさんこと森本祥司さんに、フジテレビのドキュメンタリー番組『ザ・ノンフィクション』が密着取材をしたんですよ。そして、その様子がつい先日(9月15日)放送されました。

あなたは見ましたか?

僕は見ました。そして思いました。あぁ、スゲー今っぽい稼ぎ方だなって。この稼ぎ方は現代において超基本になるので、このブログでも触れさせてもらいます。かなり分かりやすく解説するつもりなので、あんまり仕事できない人(僕みたいな人)でも簡単に理解できるはず!

要するにこの計算高い男の稼ぎ方をバラしちゃおうってことです。

「文章読むのめんどくせぇ!」って人にはラジオ配信も用意しておりますので、下記をお聞きください。

そもそも「レンタルなんもしない人」とは

しゃがむレンタルなんもしない人

まず、大前提として「レンタルなんもしない人って何者?」という人もいると思うので簡単に説明します(知ってる人は次の段落からお読みください)。

なんもしない人(ぼく)を貸し出します。常時受付中です。国分寺駅からの交通費と、飲食代等の諸経費だけ(かかれば)ご負担いただきます。お問い合わせはDMでもなんでも。飲み食いと、ごくかんたんなうけこたえ以外、なんもできかねます

上記のツイートから始まったサービス。

「そもそも人は働いて稼がなければいけないのか?」という疑問を抱いていたレンタルなんもしない人は自分を貸し出すことにしました。貸し出すのは、何もしない自分。その言葉のとおり、サービス内容は何もせずに一緒にいることのみです。この斬新すぎるサービスを開始すると依頼が殺到したとのこと。

気になるのは……

国分寺駅からの交通費と、飲食代等の諸経費だけ(かかれば)ご負担いただきます。

この部分ですよね。「これだけでどうやって稼ぐんだ?」って感じだと思います。「サービスの対価としてお金をもらわない理由は?」って感じだと思います。本人はこのことに対してこう述べています。

お金を払うことによって、依頼する人に「消費者スイッチ」が入るのを防ぎたかったからです。

何かにお金を払うと、僕らはどうしてもそれに見合ったリターンを期待してしまいますよね。1,000円なら1,000円の価値を求めるし、なんならもっと得したくなる。

お金を受けとる側も、少ない時間や労力で済ませたほうが割りに合うと、セコいことを考えてしまう。

僕に依頼をしてくれる人は、無料で僕の時間を拘束しているという気遣いからか、Twitterに投稿されたときに読む人が面白がるようなユニークな依頼をしてくる人が多いのです。

また僕のほうでも、無料だからこそ全力で「なんもしない」というサービスを提供できる。もし料金をもらっていたら、何か余計なことをして相手を怒らせてしまったり、期待はずれだとがっかりさせていたかもしれません。

結論からいうと、長々と嘘つくんじゃねーよって感じです。僕は到底信じておりません。彼のことを。

「今風」のマネタイズはGive&Give

give

お金をもらえなかったら生活ができません。マネタイズを考えずに行動しているわけがないと思います(あくまでも僕の憶測です)。

それじゃあどのようにマネタイズをおこなっているか。これはもうメッチャ単純な話。

サービスとお会計を分離する

これです。これに尽きます。当然のことながらキャッシュポイントは作りますが、サービスの対価としては直接的に報酬を受け取らないということ!これで決まり!

……とまぁ、僕がドヤ顔でいうようなことではありませんね。最近みんなやりまくってる当たり前のビジネスモデルです。

Aさんにサービス提供(Give) → Aさんから報酬(Take)

これが従来の基本的なビジネスモデル。飲食店などはそうですよね。「Aさんのために料理するから、Aさんからお金もらうね」って感じ。

しかし、レンタルさんの場合は違います。サービスとお会計の分離というのは……

Aさんにサービス提供(Give) + Bさんにサービス提供(Give) + Cさんにサービス提供(Give) → Dさんから報酬(Take)  

つまり簡単にいうと「Give&Take」ではなく「Give&Give」。……というよりは「Giveのバラ撒き」です。これを繰り返すことで全く違うかたちになって大きなTakeが返ってくるという仕組みです。 昔からいわれていることではあるのですが、現代においてはより重要な考え方になっています。

マネタイズ手法

LINEを例に見てみよう!

上記を説明するうえでLINEのマネタイズが非常に分かりやすい例です。

LINEは2015年くらいまでスタンプの売り上げが利益の大半を占めていました。

それじゃあスタンプを売るために何をしたか?

スタンプが必要になるための「場」を無料提供したんです。ご存知のとおり、LINEはメッセージ交換はもちろんのこと、通話についても無料ですよね。これがLINEからのGiveです。コミュニケーションツールにおける最低限の機能では一切お金をとらず、なるべく多くの人に利用してもらったうえで、全く違うかたちで報酬を受け取るという流れになります。まぁ、簡単にいえば損して得とれですね。

じゃあレンタルさんは具体的に何をした?

それじゃあレンタルさんの場合はどのようにマネタイズしていたのか具体的に見てみましょう。

レンタルさんからのGive

これは「なんもしない」というサービスの提供です。 相手が喜ぶことを無料でやってあげるのは完全なるGiveです。これをとにかく1人ひとりやりまくったってこと。もちろん頭の中に今後のTakeもイメージしつつです。

レンタルさんへのTake

無料でのサービス提供と引き換えにレンタルさんが欲しいのはネタです。Aさんに無料でサービスを提供し、Aさんからネタをもらいます。それをTwitterで発信します。「今日はこんなことしたよ~」って。 それによってBさん、Cさん、Dさん……数万人に広がっていきます。AさんはレンタルさんのPR大使なわけです。

そして、レンタルさんが話題になることによって、本をだしたり、取材を受けたりして収入を得ることができるのです。これがTakeです。

集めたネタは……

レンタルなんもしない人の本

↑このようなかたちでお金になります。みんな憧れの印税生活ってやつです。

これがもし従来のマネタイズであったら、ここまでサービスは普及しなかったと思います。というかレンタルさん自身がバズってなかったはず。無料だからこそ広がりを見せて、結果として利益を生むかたちになったのです(利益を生んでるとは思えませんが)。まぁ、とにかくさっきも言ったとおり、「損して得とれ」ですね。

実はお金を稼ぐまでの導線をデザインしていた

先日放送された『ザ・ノンフィクション』の中でもレンタルさんのマネタイズというか戦略みたいなもんは垣間見えました。

要するに奥さんとの別居について打ち明けるシーンがあったんですね。「僕、奥さんと別居することになりまして……」みたいな。

まぁ、別居についての真相はわかりません。そんなことはどうでもいいんです。TVの密着取材中にそれを発表するということが大事なポイントなんです。

レンタルさんのように自分自身をキャラクター化して換金していく手法の場合、常に大衆を飽きさせない「ストーリー」を用意する必要があります。 そもそも「サービスの内容」ではなく、「サービスのネタ」でスタートしているからです。なので、見てるファンは常に次の展開が欲しくなる。常に応援できる余白が欲しくなる。

しかし、TVに出てしまった時点でレンタルさんはもう勝ち組です。ファンというのは勝ち組になった瞬間に冷めるもの。つまり、また負ける必要があるわけです。そうすることで応援できる余白を再びデザインします。この動きこそが新たな収益の確保につながっていくのです。

急に「1万円とるで」と言い出したレンタルさん

レンタルさんは急にこんなツイートをしました。

急に「今後の依頼は1万円をとる」と言い出したのです。『ザ・ノンフィクション』が放送された翌日のことでした。わりと話題になっているのでリツイートが回ってきた人も多いでしょう。

これについて世間の声を調査したところ「いいタイミングで収益化したな」って意見が多かったです。

僕も概ね同意見です。

要するに、今まで料金を受け取らないスタンスを貫いてきたレンタルさんが、放送終了後という超注目されてるタイミングで料金を受け取ることにしたわけです。しかも「家庭にお金を入れろって言われたから」という理由で。

いきなり有料化すると反発があるものですが、TVの密着取材中にちゃんと布石を打っておいたので納得する人も多いでしょう。この流れを作るために密着取材中に別居の話をしたわけですね。

・応援する余白を作る

・今までのポリシーを曲げることなくお金を得る

これを同時におこなったんです。上手にやったなと思います。イラッとしてます、僕。ふざけんなって思ってます、僕。

とにもかくにも今後は1万円を稼ぎつつ、メディア露出などで稼いでいく仕組みが出来上がったわけです。正直1万円では何もできないので、これさえも布石に過ぎないとは思いますが。

じゃあ僕らは何をすべき?具体的な2つの方法

結局のところレンタルさんを見て、僕らは何を学ぶべきなのでしょうか。稼ぐために何をするべきなのでしょうか。

2つあります。

1つ目の答えはすでにお伝えしています。前述したLINEスタンプの理論と同じです。とにかくGiveすることです。Giveをバラ撒いてください。

もちろん自分がお金を稼ぎたいサービスの前段階となるGiveですよ?

自分が売りたいと思ってる商材やサービスが必要になる環境を無料で用意するんです。 要するに「おじさんにDVDプレイヤーを売りたい」と思うのであれば、エロDVDを無料配布すればいいんですよ(古臭い例えですみません)。

ただし、エロDVDの場合には1枚より2枚、2枚より3枚とコストがかかってしてしまうのでこの手法は向いてませんが。

つまり、トレースするだけのモノでないとダメです。この手法はとにかく多くの人に提供することが大前提ですから。100万人中、0.1%の人からお金を回収できればいいという考え方です。

レンタルさんが欲しがっている「ネタ」なんてまさにそうですよね。実際にAさんという依頼主に会いに行くわけですが、仕事としてはその1回です。それを100万人に行動で提供するわけではなく、ネタとして提供するわけです。

なので、とにかくまずは無料提供です。収益の発生を焦ってはいけません。マネタイズは先へ、先へ。そうやって先延ばしにしたぶんだけ大きなTakeになって返ってきます。

2つ目は既存のサービスからパッケージを変えることです。『ザ・ノンフィクション』を見た人なら分かると思いますが、このレンタルさんは意外となんもしてなくないです。実際に依頼主のところまで足を運んでます。僕は何でも屋をやってるので分かりますが、実はこれが1番の労力なんですよ。

依頼主の家までいって、何もしないで朝まで過ごすのはしんどい仕事ですよ。普通は「何かしてあげなきゃ」って気持ちになりますから。だから“なんもしない”という仕事を“してる”ってわけです。

そう考えると、ある意味ただの何でも屋なんです。見せ方を変えてるだけなんです。だから僕らも新しいサービスを始める必要なんてない。同じサービスでも見せ方を変えてパッケージングしあげれば劇的にバズることがあるってわけなんです。

……って感じになります。それでは最後にレンタルさんについて僕の考えを話します。 

レンタルさんはズルい!卑怯だ!

正直にいわせてください。

俺、レンタルさんが気に食わないっす。

それを密着取材中にスゲー感じました。家の中にいるのにキャラを守るためにトレードマークの青い帽子を脱がない感じとか、別居を密着取材のタイミングに合わせてくる感じとか、何もかもが計算すぎてイヤだった。

だっておかしいじゃん。 欲まみれのくせに欲がないふりをしてる感じが。「女の子に興味ないふりして超スケベ」みたいなのと同じでしょ。

…。

……。

………。

はい、ただの嫉妬です。女性人気の高いレンタルさんに嫉妬してます。すみません。

僕はなんでも全力でしますのでお願いします!

というわけで、僕もレンタルさんのように稼ぎたいです。

とはいっても僕の場合は人気がないので、単価が高くなければ成り立ちません。だからお金は頂きます。

1日にこなせる仕事はせいぜい3件。それを無料でやってたら見返りがなく、生活できなくなります。早くホームレス生活から抜け出したいので、お金はください。結構ください。たくさんくれればメッチャ喜ぶし、専属の犬になります。わんわん!

あっ、でも少額であっても頂いたご依頼は必ず全力でやります。その人が満足できるように本気で仕事はこなします。それは誓います。

あくまで低スペックなホームレスになりますので、ただの便利屋ではなく、不便な便利屋になりますが、全力でやりますのでよろしくお願い申し上げます。

 

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何卒!(๑❛_❛๑)