♪ストレスハッサン!自己ハッサン!
どうも破産ちゃんです。
「よそはよそ!うちはうち!」
友達が新しいおもちゃを買ってもらって、自分も欲しいと駄々をこねる子どもをピシャリとたしなめるママ。よその家庭の教育方針や収入を自分の家庭にも…とはいきませんよね。
しかし、借金に関してはどうでしょうか。日本人の3人に1人は借金をしているという統計結果があります。
「あいつがこれくらい借金しているなら俺もそれくらい借りても大丈夫かな?」と考えるのが感情バイアス、感情的要因による意思決定の歪みです。
ここでは日本人の借金平均額や借金の内訳について解説します。ただし、このコラムを読んでから感情バイアスを作動させて借金を楽観視する事はやめてください。
日本ではどれくらいの人が借金しているか?
借金の定義にもよりますが、消費者金融などのカードローンを利用している人は20人に1人です。
会社の部署人数が40人居たら、2人はカードローンを利用しているという事になります。
クレジットカードや住宅ローンも借金の定義として考えるならば3人に1人です。
仲良し3人組の内、2人はクレジットカードや住宅ローンなどの何かしらの借金をしているという事です。
借金の平均額はどれくらいか?
借金の平均額はカードローンで約47万円です。クレジットカードや住宅ローンまで含めると上限と下限の値が広がりすぎて参考にならない為、ここでは省かせて頂きます。
カードローンはいくらぐらいを目途にするべきなのか。
もちろん、収入などでも大きく変わってきますが、1つの参考として利息から計算される「不毛感」を提示します。民間の消費者金融の利率は15%~18%程度です。広告などでは「年3.0%~18.0%」と書かれていますが、契約すると最初は必ず18.0%からスタートします。
年率18.0%の場合、以下の方程式で1ヶ月分の利息を求めてください。
1. 貸付金額×18.0%÷365日=1日分の利息
2. 1日分の利息×30日=1ヶ月分の利息
10,000円を借りた場合は147円が1ヶ月分の利息です。では貸付金額を元にどれぐらいの利息になるかをまとめてみますね。
10,000円=147円
30,000円=441円
50,000円=739円
10万円=1,479円
30万円=4,438円
50万円=7,397円
日本人のカードローン平均借入額は47万円ですから、1ヶ月あたり6,953円も利息だけで支払っている計算になります。1ヶ月で7,000円近くも利息を支払っているのです。悪い言い方をすると、1ヶ月で7,000円をどぶに捨てているのです。
時給1,000円のアルバイトなら1日分をただ働きしている事になりませんか。
これを不毛と言わずしてなんというのでしょうか。
借金の内訳について
借金をする人はどんな事にお金を使っているのでしょうか。
ギャンブルや交際費などが大多数を占めていると思われがちですが、実は半分以上の借金ユーザーは「生活費」にお金を使っているのです。
対してギャンブル8.5%、交際費で10.0%の人が借金をしています。生活費を借金で賄っている人の5分の1以下という事がアンケートで判明しています。
生活費を借金で賄わなければならない理由
知りません。それこそ「よそはよそ!うちはうち!」です。
給料に見合った生活をしていないから、急な出費で生活費が足りなくなったからなど色々な理由があると思います。
借金には利息が掛かります。先ほども述べたように、50万円を借りたら毎月7,000円も余分に支払っている計算になります。
生活費が足りないから借金で賄う。
本末転倒な気がしませんか?
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